風俗にはまった男のひとりごと |
- 66: 名前:風俗大王投稿日:2004/10/28(木) 18:37
- つづき
1週間後、いつものようにお店に電話を入れる・・・
「カナちゃん出勤してますかぁ?」
「すみませーん、今日お休みなんですよぉ・・・」
申し訳なさそうな店員の声・・・
(ああ、そんな時もあるよな、まっ、いいか。)
その2日後・・・今日も休み?
1週間後・・・えっ、まだ休み?
どうしたんだ?
いてもたってもいられなくなり、直接連絡をしないで
店に直行した・・・
「すみません、今日はカナちゃんは?」
「ああ、お客さん。すみません、いつも連絡してもらって・・・
実はずっと休んでいるんですよ。」
「えっ?理由は?」
「いやー、連絡しても全然電話にも出なくてこっちも
困っているんですよねぇ・・・あの女の子は人気ありますし、
今、辞められちゃうと大変ですよ。」
「そうですか・・・」
「あ、お客さん、せっかく来たんだから遊んでいってくださいよ。
カナちゃんもいいですけど、他にも評判のいい女の子がたくさん
いますよ。」
「どうしようかな?」
「保証しますから・・・」
店員に誘われるまま店内に・・・
(何だか浮気しているみたいでやだな・・・)
「お待たせしました〜リナでーす。」
(おっ、意外とかわいい?この店、やっぱり悪くないなぁ・・・)
「お仕事中?大変ですね。今日はゆっくり遊んで
いってね。」
(ふーん、言葉遣いもいいね。おっと何を言っているんだか・・・
カナちゃんに会いに来たんじゃねーのか?俺は・・・あっ、そうだ。)
「ごめん、ちょっと聞いていい?」
「何ですか?」
「あのさあ、ここの店の女の子のことなんだけど・・・」
「いいですよ。」
「ホント、ごめんね。あの、カナちゃんって知ってる?」
「うん。開店当時からいるNo1の女の子でしょ?」
(No1?やっぱりな〜)
「すごくかわいくて、やさしい女の子ですよ。私は
お店のこととか、サービスの仕方とか色々教わって
たし、仲良かったんです。」
「本当?で、さあ彼女最近お店に来てないらしいね。」
「ええ、実は内緒ですけど、彼女もうお店に来ないと思いますよ。」
「はっ?何で???」
(青天の霹靂だった・・・)
「あるお客さんに乱暴にされて、大事なところに傷をつけられちゃた
みたいなんです。控え室で泣いていて、そのまま病院に行ったらし
いんですけど、何か思った以上に傷が酷くて入院しちゃったんですよ。
すごくかわいそうだった。」
「・・・カナちゃん」
(もし、その客がそばにいたら俺は間違いなくそいつを半殺しのめに
あわせていただろう・・・たとえそいつが893でも・・・)
「ごめん、つまらないこと聞いて。」
「ううん、私も気になっていたし、他のお客さんからもよく
聞かれるから。」
(君はいいこだよ。)
「でも、サービスは受けていくでしょ。せっかく来たんだし。」
彼女の笑顔がカナちゃんとだぶった・・・ごめん、カナちゃん。
彼女とひとときの甘い時間を過ごさせてもらった。
つづく
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